「足、大丈夫ですか?」 そう言って俺に近づいてそっといすに座る。 「あぁ。今月末には退院できる」 「それはよかったです」 にっこり笑ってあたりを見回す。 「どうした」 「篠さんは?」 「仕事だよ。あのな、藍佳」