「これから、一生共にしていく藍佳を傷つけられてあなたと良好に関係を保っていく自信がありません」 「…っ」 「契約はなしだ。 今後一切、俺たちに関わんな」 颯汰さんは自分のきていたスーツをあたしに被せてふわっとあたしを持ち上げた。 そして、部屋から出ると足早に駐車場に行った。 車の中にあたしを入れると、 颯汰さんもあとから入ってきた。