嘘だと思いたかった。 もう、親のあいだで出来上がっていたなんて。 「先に紹介しとく。 こいつは俺の友だちの風間 祥(かざま しょう)」 「よろしくねー!藍佳ちゃんっ」 風間さんはにっこり笑ってあたしに手を差し伸べた。 あたしはその手を握った。 「俺のことは気軽に祥くん、とか祥ちゃんとか呼んで!! 少しでも心を許せる場所が必要だろ?」 「…祥くん」 「うわぁ、いいねぇ」 そう言って鷹神さんの腕をバシバシ叩いた。