龍ちゃんは忙しそうに、部屋を何回か出入りした。
コンビニの袋を机に置くと中から、風邪薬やらゼリーやらを出した。
帰りに買ったのかな?
寝てたから全然気づかなかったなぁ…
冷えピタを張ってもらったり、風邪薬を飲んで落ち着いてきたとき
「じゃあ、戻るから」
龍ちゃんは車の鍵を持って立ち上がった。
あ、そっか…まだ学校あるんだった。
早く戻らなきゃダメだよね。
生徒送るだけで、すごく時間がかかったら変だもんね。
わかってる…わかってるけど。
「待って…」
「ん」
「その…ありがと」
「別に」
言い方は素っ気ないけど、表情は微笑んでいた。
ほんとに…なんでこんなに優しいの?
