あたしじゃなくても、連れていったの?
同情して?あたしが惨めに見えた?

もうよくわかんない。
まぁ住めるんだしいっか。

それにしても、あの三人なんで一緒に暮らしてるんだろ…
東城先生と長瀬先生は23歳で新人だし、和田先生は一つ上の24歳だったと思う。

学校で知り合ったとしては仲良すぎる気がするなぁ…


「それでは、SHRを終わります」


先生のその声で考えをストップさせた。

手の鍵をギュッと握ってから、ソッとスカートのポケットにしまった。