「なんだよお前…こっちがびっくりするだろ…」
と、眉間にシワを寄せた。
いきなり来るとそりゃびっくりするよ…!
それに、安心した瞬間だったから余計にびっくりしちゃった。
一応、すみませんと謝ると
「遅いから様子見に来てやったんだ。拓海っちが、全員揃うまで食べちゃだめ、とか言うから…」
そういうと、リビングに戻って行った和田先生。
あたしも慌てて顔を洗うとリビングに戻った。
「やっときたね、吉谷さん、大丈夫だった?」
「はい、すみません…」
東城先生にペコッと頭を下げると、あたしテーブルについた。
「あれ?長瀬先生は?」
あたしは長瀬先生がいないことに気づき首を傾げる。
「あいつ朝は絶対食べねーんだよ」
和田先生はそういうと、いただきまーす!と言って食べ出した。
