「…っていうかなんで始業式に授業があるんだよ、うちの学校…。」

(書いてる途中で始業式だってこと忘れてたなんて…言えないゼッ…おいらのバカヤロウ…by作者)

「仕方ないよ、学校によって違うんだから」

「まぁな。そういえば今日は休み開けで集中しねーやつがいたな。話聞かねーし後ろ向いて男子と喋ってるし、前向いたと思ったらボーッとしてるしほんと"アイツ"はだめだなぁ!」

「うぅ…それ絶対あたしのこと…ごめんなさい…」

「べっつにー?誰もー?瑞希こととは言ってねーけど?はっはーん。次絶対当ててやろうっと」


あたしを見下すような怪しげな笑顔をする目の前のいずみん。

授業が終わると、覚えとけ、と言うような視線をあたしに向けて教室を出てった。
帰ってきて今はみんなでご飯の用意。


「まぁまぁ、泉もそんなこと言わずに!ほら早く食べよう!」


料理を盛った食器をダイニングテーブルに運ぶ。

テーブルの上が華やかになったころ、ガチャリと玄関の扉が開く音がして龍ちゃんが帰ってきた。


「おかえりなさい!」

「おかえりなさい、龍」

「龍ちゃんおっかー」

「ただいま」


テーブルを囲むと、みんなでいただきますをした。