「り、龍ちゃん…」
振り返るとやっぱりそこにいるのは龍ちゃんで。
「おい、龍ちゃん大丈夫か…?」
「何が?」
「頭でも打ったんじゃねーの?」
「それは泉の方。"こんなガキ"なんて言って。」
いや…それは…違うじゃん。なんて言ういずみんの言葉はスルーで、あたしの目の前にくると手を添えて頬を撫でた。
龍ちゃん…やっぱり、変。
ほんとに頭打ったのかと思っちゃう。
旅行に行ったときも、急に手握ってきたり抱き締めたりしたし。
それに、拓海のとこ行かないで…なんて言っちゃって。
「ほらほら龍、手を離して?せっかく瑞希ちゃんオシャレしたのに崩れちゃったらダメでしょう。
泉もふてくされないで、瑞希ちゃんに優しくしなきゃ嫌われちゃうよ」
「へいへい…」
手でパンパンッと鳴らして、気まずい雰囲気を変えてくれたのはやっぱりたっくん。
龍ちゃんは2階の自分の部屋へ。
いずみんはテレビを見だした。
