海でいずみんと泳いだり、砂浜にいたたっくんとビーチバレーをしたり、みんなでスイカ割りをしたり。


「そろそろ戻ろうか」


ずいぶんたった頃、たっくんの声によってあたし達は別荘へ帰る。

それからは、パーティーのような夜が過ぎた。


「「かんぱ~い♪」」


カランッとグラスの合わさる音が響く。

あたしは手に持っている、ジュースの入ったグラスを眺める。
キラキラ光るそれは、オレンジジュースのような色をしていた。

ゴクッと飲むと、おいしい味が口に広がった。
初めて飲むような、新鮮な味。

頭がぽーっとしてしまうような…


「瑞希どした?」

「んぅー…?」

「顔赤いぞ?」

「へへへー、気分がいいのぉー!」


そんなあたしを見て、おかしい、と首を傾げる。