カバンの中をのぞき、数学の教科書を探す。

あった、あった。

「よっこいしょ・・・と」

「なに、よっこいしょって…おばあちゃんか。」

「ふぇ?」

誰にも聞かれてないと思った声が聞こえていたみたいで。

おまけに、びっくりしてまた変な声出ちゃったよ。

そう思い隣を向くといつの間にか隣の席に、

私の幼馴染、橘 裕太ーtatibana yuutaーが。

「もぉ、祐ちゃんっ///」

「やっぱり可愛いなぁ…。」

「んっ?なんか言った?」

「い、いや…ぁ、先生来るよ?」

祐ちゃんなんか言ったよね?

聞こえなかったなぁ。

どうせ私がブスとかいってるんでしょ!!