「まあまあ、初めてだから緊張してるんじゃないか?ちょっと2人にしてお互いをよく知ってもらおう」
優しそうな男の人が言う。
いやいや、緊張よりも、驚きの方が多いんですよ。
さっきの緊張なんて、とっくの昔に消えたんだけど。
「それもそうね。私たちは隣の部屋にでも行って思い出話でもしましょうか?」
「いいわね!もちろん行きましょう?ねぇ、直哉!」
「あぁ、樹里頑張りなさい。」
!?となるあたし。
いきなりなんで2人きりにするの!?
あたしが何か言う前にお母さんたちはそそくさと出て行った。
ど、どうしよう……。
は……話しかけてみようかな?

