蓮side






「先輩、初めて見たときから好きでした!!付き合ってください!」









俺の目の前にいるのは顔を赤らめた女の子。






名前も知らない、学年も知らない…






「ごめん、俺…好きな子いるから」







でも、そんな子がどうしてこんな俺を好いてくれるのか…分からない













「神崎、先輩ですか?」







「うん、」






あれから数ヵ月がたち、俺は三年になった







美亜はまだ帰ってこない