「…今日は帰って。このままじゃ比菜ちゃんにもっと酷いことをしてしまいそうだから。」 わたしはさっきの事を思い出す。 優ちゃんの力にはとても適わなかった。 何かを訴えるようなキスにただ泣きながら受けることしか出来ないわたし。 ねぇ、優ちゃん。 わたしが酷いことをされればそれで優ちゃんは楽になる? 「…いいよ。優ちゃんが楽になるなら。」 優ちゃんはスッと顔を上げる。 「…これ以上、惨めにしないで?」 そう言いながら微笑んだ優ちゃんが痛々しい。 わたしは何も言い返せない。