先輩の笑顔を見ていると、ボクのぐちゃぐちゃだった脳の回路が復活していくのを感じました。



そう……。



ボクの中の、男性に対する、恐れ。



人に愛されるという、憧れ。



自分自身と向き合う、恐怖。



それらが全て、ごちゃまぜになっているから難しくなってしまうのです。



それさえ取り去れば。



答えは、至極、シンプル。



ボクは。



藤原君が、好きなのです。