ボクは、美術室を出ました。 柔道部が何時に終わるのか、聞くのを忘れたし、待ち伏せは迷惑かもしれない。 けれど、こうするより他に方法が思いつかないのです。 ボクはもくもくと、柔道場の方へ歩いていきました。