「お願いだから思ってること
ちゃんと言って?」




そう優しく言うから


嫌われてもいいから


全部言うことにした。






「デート行けなくなった日、

女の人と歩く由杜を見つけて……。

そのあと、付き合ってる自信がなくて

電話もかけれなくて………」






「ちょっと待った!!」






ぇ………?







「あのさ。唯そいつ姉ちゃん」





「へッ?」







じゃあ今まで悩んでいた



あの女の人は



由杜のお姉ちゃんだったってこと!?





バカみたいだ。






「俺、電話なくて寂しかったんだぞッ」





「ゴッゴメン……。」