無事ノートも写し終えたし、授業も終わった。 ……待ちに待った部活だ。 「結愛、ノートありがとな。」 「あ、うん。」 結愛の席に行ってノートを渡す。 「……あれ?蓮次くん部活行かないの?」 まだ部活に行く支度をしている結愛が首を傾げながら言った。 いやいやいや…… 「……結愛を待ってるんだけど…?」 同じ部活で同じ場所に行くんだから、普通なら待ってるって気づくだろ? 「え、あ、嘘‼︎」 「嘘じゃねぇって。同じ部活なんだし、待ってるの普通だろ?」