「秘書してるときは大人しくて真面目です、そして純情です♪って感じでしょ?」
「最後の純情ですって何ですか」
「俺のイメージ」
「何それ」
「まぁまぁ」
意味ありげににこにこしないでくれるかな。
「でも実際は」
「実際は…?」
「お腹にため込んでることいっぱいあるでしょう?」
「ないです」
「俺の前だとこうもすっきり口にだすのにね?」
「え?」
「もし堀川社長の前だったら、そうですかねぇ、とか愛想よく会話流すでしょう?心ではきっぱりねぇよ!って思ってても」
「私そんなに口悪いですか?」
「気になったとこそこですか?」
「…」
でも
当たってる
「あの」
「ん?」
「私純情乙女じゃないです」
「知ってる」
「は?」
「純情乙女ぶってる人はこんなにオープンに心の声をださないので」
「…文句つけてるんですか?」
「俺もたまには素直になろうかと」
ここでならなくていいって!!!

