…
……
「…最悪」
「…それ起きた瞬間に言う言葉じゃないよね?」
私の横でベッドに寝そべるレオさん
「…」
「他に言うことないの?」
「ないです」
服。着たい
でもこっち見てるしなぁ。
「俺すっごく気持ちよかったんだけど、玲奈ちゃん違った?」
「…それは」
昨日の話本当はしたくないんだけど
だって
すごく良い夜だったから
「そこで恥ずかしがっちゃうってことは玲奈ちゃん結構乙女だね」
「結構じゃなくて乙女です」
「そ?」
今まで私のことどういう子だと思ってたのだろう
「…服、着たいなら着せてあげようか?」
「遠慮しておきます」
「そんな、脱がせちゃったの俺だから着せるくらいしますよ?」
下にでたって無駄です!!
「というか、少しの間目瞑っててもらえませんか?」
「無理です」
にこにこ、しないで!!!
俺、間違ってないよ!!!って顔でこっち見ないで!!!
「じゃぁシャワー浴びてきてください」
「必要ないです」
どうして!?
「うそうそ、じゃぁ浴びてきます」
起き上がる彼の体を
カーテンの隙間からもれた光が映し出す
「…」
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私昨日この人に…
「玲奈ちゃん」
「!!」
「俺がシャワー浴びてる間に、ちゃんと鏡見ておいてね?」
「鏡?」
変な言葉を残して
レオさんはバスルームに消えた
鏡…
え、まさか

