ロマンチックランデブー


…とまあ、案外この人といるのも悪くないと思って


食事をしていたのです。



楽しくて


話題も合わせてくれてるのか

レオさんが多趣味なのか知らないけどとぎれることないし



おいしい食事が気分をさらに盛り上げてくれて



私にとっては言うことなしの時間をすごしました。




遥、ありがと!!

こんなレストラン用意してくれて!


なんかおまけみたいのもついてたけど



彼いい人だってことはちゃんとわかったからね






「ふぅお腹いっぱい」


「さて玲奈ちゃん、今何時でしょうか」


「8時30くらいですか?」


「残念10時です」


「え」



「びっくりでしょ?」


「ごめんなさいお忙しい方なのにおつきあいしてもらって」


「なんでそこで急に秘書業に戻っちゃうかな?今日は素でしょ?素でいくんでしょ?」


「…」



だって社長という役が大変なことだって知ってるから



「まぁそういうとこ好きですけど」


「それスルーしていいですか?」


「スルーされる理由がわからないんですが」


「それは」


「いいよ、理由いわれても俺悲しくなるから」



本当に悲しくなるのかしら?




「それより、重要な話があるんだよね」


「重要?」


「俺にとってはかなり重要」




レオにとって



私にとってもそれは重要ですかね…?





「予約をしたときに、遥が玲奈ちゃんのためにお部屋まで予約しておいてくれていてね」


「何そのサプライズ」


「でしょ?すごいよね。さすが春日社長やるよね」


「あ、でも私鍵もらってない」

「大丈夫俺もってるから」





・・・・




なんであなた持ってるんですか!??