「さ、ついたよ」
「…」
運転手さんがすでにドアを開けていてくれる。
「降りないの?」
「降ります、降ります!!」
そんなせかさなくてもっ
「あ、ありがとうございます。」
「いえ、私は春日様に言われただけですので」
「春日…さま」
「でしょ?俺じゃないでしょ?」
待って
もしかして春日って
春日建設の…
「嘘ぉ」
「本当、遥もすごいやつ仕留めたよね。あ、玲奈ちゃんもだよ。俺結構すごい人だから」
「ちょっと黙っててください」
「あ、ひどい」
「ではごゆっくり」
「ありがとうございました」
意外にも私より先に頭を下げたのはレオさん
私も続いて頭を下げる
「お腹すいたね」
「はい」
「さて、ここから俺の腕のみせどころだね」
意味わかりませんけど

