「最後、あっさりだったな」



もっとひきとめられるかと思っていたけど



「寂しいって」




こういうこと?言うんじゃないよね






部屋に入ってから


かばんを床に置いて



来ていたスーツを脱ぎハンガーにかける



ラフな格好に着替え
そのままベッドに倒れこんだ





「…疲れたんだけど」



嫌な疲れじゃないんだよね



なんか



楽しかったし






「レオ」



「さん」






「変な人」









そのまま



軽く目をとじたら




彼の顔浮かんだ





あ、やば









なんで


こんなあの人入り込んできてるんだろ。




たった数時間一緒だった


だけじゃない