｢村瀬さん、今さらこんなこと聞くのどうかと思うのですが…
息子とひよさんの結婚について了承していただけてますでしょうか？｣
｢もちろんです奥様、ね、あなた｣
｢はい。新くんはひよには勿体ないくらいの人です｣
｢ありがとうございます。あなたたち２人も、結婚については同意ね｣
｢あぁ｣｢はい｣
２人の声が重なった
｢ひよ、仲がいいのね｣
お母さんが嬉しそうに笑った
コレ！
こういうのが恥ずかしいんだよ
｢……では、本格的に話をすすめましょう｣
｢ひよと新くんは式をどんな感じにしたいのかもう話しあったりしてるの？｣
｢え｣
そういえばその話はまだしてないかも……
｢お前女の子だろ？新くんに理想の結婚式とか話してないのか？｣
｢え？｣
｢あなた、ひよは色々初めてで何もわかってないのよ｣
なんかぐさってくるよ、お母さん
｢そうか｣
｢新さん、ひよちゃん、私としてはね、披露宴で会社の一部を招いてほしいのよ｣
｢はい｣
｢悪いな｣
｢ううん｣
｢リストは後で新さんに渡すわ｣
｢あぁ｣
｢それさえ了解してもらえたなら大丈夫よ｣
｢ひよ、新くんに恥だけはかかすなよ｣
な、それどういう
｢そうねー、昔からあがりしょうだから。会社の人の前で何やらかすか……｣
お母さん……
すると隣でクスクス笑いが
｢!!｣
｢緊張しいは昔から…ね｣
今絶対
ばかにされてる……
