新さんが出ていってから30分近くたつ



今だに寝れない私



そして帰ってこない彼を心配してしまう私





「はぁ」



「新さん……」



もう冷めてしまった隣の空間




「………バカ」




悪態まじりでつぶやいた






もう寝よう


寝れなくても目を閉じよう




きっと明日には





彼はそこにいるだろうから




きっと


きっと



いるはずだから