「あわわわわわわわわわ!
夜桜ぁ!
はやっ…
みんなおいてっちやっていいのぉ…!
?」


あたしは寮の香織との同室の部屋へ入
り、鍵を閉めた


「「ゼェゼェゼェゼェ…」」


二人の荒い息がかさなった


「「あはははははっ!」」


あたし…何年ぶりにこんなに大声で笑
ったのかな…?


「で、なんでおいてっちやったの?」


香織が怖い、黒い笑顔をつくった


「…だってぇ…
あんなイケメン集団と帰ったら…
反感受けんのあたしたちだよ?
………暴……力…はや………だ…」


ブルブル…


あたしの体は小刻みに震える


「…夜桜?」


ニコッ


香織が笑ってあたしを抱きしめた


暖かい


何年ぶりに…そう思っただろう