そんなあなたは先生でした…(上)


「礼、こっち向いて」

言われた通りに向く。


陽が近づいてきた。

あたしは目を閉じて陽の唇を感じる。


ゆっくり、優しく包むように重ねられた唇。


離れたくないよ……


「礼、これ以上は…」

離れてしまった唇を見つめてしまう。

「やだ、もっと」

だって久しぶりだよ。
あたしは初めて自分からキスをした。