「礼、こっち向いて」 言われた通りに向く。 陽が近づいてきた。 あたしは目を閉じて陽の唇を感じる。 ゆっくり、優しく包むように重ねられた唇。 離れたくないよ…… 「礼、これ以上は…」 離れてしまった唇を見つめてしまう。 「やだ、もっと」 だって久しぶりだよ。 あたしは初めて自分からキスをした。