「でも、陽以外の人に告白されてキスされちゃった……」
「そっか……」
「でも、さっき城之内くんが告白なんてあたしを陥れるための嘘って」
「あいつは、今までもそうしてきたらしい。自分を好きにさせて捨てるんだ。
中には精神的に苦痛を感じて自殺行為にはしった女性もいるそうだ」
初めて聞かされる話に驚きと恐怖でいっぱいになった。
「じゃぁ、あたしにもそうしようと…」
「いや、礼の場合は城之内を好きになってないだろ?」
「もちろん!!」
それは即答できますよ!
「なのにアイツが礼を好きになったんだな」
「え?」
「あいつ女関係ひどかったみたいだけど、最近プッツリと止めたみたいで。
たぶん礼を好きになったからだと思う」
じゃぁ、さっきの告白は……
「さっきの告白は、城之内の本音じゃないか?」
「だから、あんな顔してたんだ…」
哀しくて孤独な………
「礼、今日のところは帰ろう。
奏には連絡してるから」
「はい」
あたしはそこで待ち、陽は鞄と城之内くんを担任に任せて仕事を切り上げた。

