そんなあなたは先生でした…(上)


礼side


あたし達は空き教室に入った。

扉を閉め、鍵をかける。


「陽っ、わっ……」


陽から抱き締められた。

「あいつと…、あいつと何もなかったか?」

「え?」

「クラスの男子が言ってたから。
今頃…って。
気付かなくてごめん。
何かされた?」

「………」

キスされて告白されたなんて言えないよ…。


あたしは黙る。