「礼ちゃん可愛いね」 「な、何言ってるんですか!?」 「うーん♡ 可愛いすぎてキスしたいな」 周りにはちらほら人がいる。 今の発言に、 指をさして何か言ってる女子の会話が聞こえる。 「裏道を行こう。 陽さんに言われてるんだ」 耳元で言う。 手を引かれ、 細い道に出る。 そして、いつもの通学路を15分もプラスして帰った。