礼side あたしが今いる所、 ここはどこ? あれ? なんで陽がそんな遠くにいるの? どんどん見えなくなっていく。 霞む。 行かないで…… 好きだよ…… 見えなくなったと同時に感じる気だるさ。 後ろを振り向くと、 笑顔なのに笑顔じゃない 恐ろしい人間があたしの中に侵入してきた。 そう、 城之内恭哉が……、