喙ばむように繰り返す。 さっきまでとは違う 可愛らしさよりも美しさ。 妖艶な雰囲気、 しっとりとした瞳 止まりそうにないこの気持ち。 そういえば、 最近キスしてないなぁ…、 なんて思った。 「ょ…ぅ、、、」 礼は椅子に座ったまま、重心がかかり辛そうにも思える。 体は背もたれに凭れ、 椅子から落ちそうになっている。 唇を離して礼を持ち上げてソファーへ降ろした。