そんなあなたは先生でした…(上)


ハァハァッ

ドアをバタンと閉める。


「お帰りなさいませ、
どうなさいましたか?」

吉村さんが驚いて聞いた。

「いや、あのっ……」

言ってもいいのかな?
でも……

あたしが戸惑っていると

「…何かあったら言って下さいね」

と心配そうに言ってくれた。