フワッ。


「え?誰?」


「俺。快翔だよ。」


後ろからギュッてされてて、誰だか分からなかった。


「高科先輩、ごめんなさい」


さっきまで泣いてたのを悟られないように、俯きながら言った。


「結菜...ちゃん?」


「私やっぱり家政婦なんて出来ません。


出来ないのに1週間もしててすいませんでした。

先輩にしたら、私の存在邪魔ですよね?
ただ足手まといになるだけですよね?

だッからッ家政婦やめッてもッいいですッか?」


言ってたら泣けてきちゃった。


先輩はフッと微笑むと


「ちょっと着いてきて」


と先にいってしまった。






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