「ふーん。 そっか」 「うん!噂って怖いねー」 よかったぁ。 バレてないみたいだよね? ホントによかった。 「………なんて言うと思った?」 え? 航が私に近付いてくる。 「わっ...たる?」 「俺、見た。 お前が高科先輩の家に入っていくとこ。」 え? バレてたの? 嘘でしょ? もし、こんな風に学校の女の子に見られてたら ただじゃ済まないよ。 私の顔が青ざめていくのが分かる。 *