私はてっきり反対してくれるもんだと思ってたから驚いた。 「え?冗談でしょ?相手、男だよ?」 「分かってるわよ。だから、行ってきなさいって言ってるのよ」 なんか、逆ギレっぽい… 「でも、私がなんかされたらどうするのよ?」 「それはそれでいいんじゃない?」 笑顔でこんなこと言うから恐ろしい。 「分かったよ...」 私は渋々、鞄に荷物を詰めるのだった。 *