*ロマンチックな恋の行方*




2-1


そう書かれたクラスのプレートを見ながら、ウジウジしてる。


だって先輩のまわりに女の子が囲んでて、話し掛けるの怖いもん。


花由里はそんな私に気付いたみたいに


「いつまで経っても、はなしかけられないよ?」


と言った。


そうだよね。


スーハー


深呼吸をして


「高科先輩!」


思いっきり言った。





*