片思い→両思い?Ⅲ




目の前には…

心配そうな顔の陽大がオロオロしている。


あたしは…
こんなに愛されてたのに…!

陽大を疑ってしまった自分が嫌で嫌で仕方なかった。



「陽大ぁっ… 嘘だからっ…触らないでなんて嘘だからぁーっ…!」


小さな子供みたいに泣きわめいた。


「ごめん陽大ぁぁーー…」


ぎゅーって抱きしめてくれた。


「…っ俺…美海に嫌われたと思った…」


「ごめんねっ…」


「戻ってきてくれて…ありがとう、美海…」


「ひなたーーーっ…」