「美海のために、作ったから」 「陽大のバカッ…」 だってもう12時ちょっと前だよ!? 電気もつけずに待ってるなんておかしいよ!! 「いいから、座って」 あたしの頭をポンと叩いた陽大は焦って急いで手を引っ込めた。 まさか… 触るなって…言ったから…? 「…………ごめん」 バカバカバカッ… あたしは涙が溢れて… 膝から崩れた。 「美海っ…!? どうし…」 あたしに延べられた手はまた…急いで引っ込められた。