ってことは… もう寝たのかな? ガチャ… 持ってた鍵で玄関のドアを開けて中に入った。 パチッとリビングの電気をつけた。 「っきゃっ!?」 「…………美海…」 ダイニングのテーブルには 陽大の作ったご飯がきれいに並べられていて… 椅子には目を真っ赤に腫らした陽大が座っていた。 「………おかえり…美海…」 「なんっ、で…?」 「……待ってた」 「なんで待ってるの…?」 目が真っ赤な陽大は力なく笑った。