違う大学に行くのも嫌だった。


だって、この容姿だぜ?

モテないわけねぇだろ。

男が目を獣のようにギラギラさせて美海の見るのが目に浮かぶ。


「はぁっ…はぁ…ひなた…」


「…まだ足りない?」


ちょっとした意地悪で聞くと、美海は顔を赤くして頷いた。


「足りない…」


ほらな?
かわいいだろ?


「…あぅあ…」


全身で俺を感じてろ
頭ん中を俺でいっぱいにしろ
……

俺の独占欲に、自分自身驚く。


「……俺から逃げられると思うなよ、美海」


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