違う大学に行くのも嫌だった。 だって、この容姿だぜ? モテないわけねぇだろ。 男が目を獣のようにギラギラさせて美海の見るのが目に浮かぶ。 「はぁっ…はぁ…ひなた…」 「…まだ足りない?」 ちょっとした意地悪で聞くと、美海は顔を赤くして頷いた。 「足りない…」 ほらな? かわいいだろ? 「…あぅあ…」 全身で俺を感じてろ 頭ん中を俺でいっぱいにしろ …… 俺の独占欲に、自分自身驚く。 「……俺から逃げられると思うなよ、美海」 *******