ぎゅっと陽大に抱きついた。 「よろしく…お願い、します」 「おう」 夢なら醒めないで… 現実なら嬉しすぎて死んじゃいそう… 「毎日会える?」 「おう、会える」 あたしの首筋に顔をうずめた陽大の声が耳元で聞こえる。 「陽大ぁ、重いよ~」 あたしにかかる陽大の重みが嬉しい。 近くにいる、って 実感できる。 「だから泣くなって…」 「嬉しいんだもんっ… 陽大が…近くにいるのがっ…」