片思い→両思い?Ⅲ




ぎゅっと陽大に抱きついた。



「よろしく…お願い、します」


「おう」


夢なら醒めないで…


現実なら嬉しすぎて死んじゃいそう…


「毎日会える?」


「おう、会える」


あたしの首筋に顔をうずめた陽大の声が耳元で聞こえる。


「陽大ぁ、重いよ~」


あたしにかかる陽大の重みが嬉しい。


近くにいる、って 実感できる。


「だから泣くなって…」


「嬉しいんだもんっ… 陽大が…近くにいるのがっ…」