村松先輩――――……!! 「あれ、佐倉ちゃん。」 奥から顔を出した… チェロを背負ったままの村松先輩。 「知り合いか!」 「えぇ、まぁ…」 「なら、任せたぞ!」 えぇ――――っ!! 「とりあえず… 制服に着替えますか、先輩」 「はい、先輩」 うわ、こんがらがる! 「ねぇ、美海ちゃん、同じ名字のチェロ奏者知ってる?」 う!? 「佐倉、稜平…」 「有名だよね、俺佐倉門下!」