「はい、ケーキ」



「そっちじゃないんだよね」



「え…?じゃあ何が欲しいの?」




不思議そうな表情で再びケーキを食べる柚子。






「柚子」



「何…」




柚子がこちらを向いた瞬間、柚子の唇にキスをした。




「あま…」



「ちょ…なお、と、ここ…てんっな、いっ!!」




真っ赤になる柚子。



慌てすぎだろ…




「誰も見てないから、大丈夫だって」




「ば、馬鹿…」



赤い顔を隠す柚子。




そんな可愛い柚子は



「後で覚えときなさいよ…っ!」




結構怖い俺の奥さんでした。





          【END】