「あ、うん…」 遠まわしで不器用な優しさなのかもしれない。 でも私には、それが、迷惑だって聞こえてくる。 それでも優しさだって思わないと、涙が溢れてきそうで。 「あ、えっと…片付けてくる…」 その場をさっと離れてハンバーグを冷蔵庫に入れた。 「…柚子、食べないの?」 後ろから愛しい人の声が聞こえる。 でも今は… 「うん、おなか痛くて」 愛しいって、思えない。 なんでだろう。 「おやすみ」 そういい残して寝室へと走った。