『あら、馬鹿ヒロキ…お帰りなさい』 その言い方も元気無さげだ。 『ヒロキ…彼女さんと仲良さそうね。 ネックレスなんか買ってあげて…』 ――!?? 『シンラ見てたの!!?』 『見てたわよ……二人とも…幸せそうな顔して……』 グズッ―…と音を立てて泣いていた。 『悔しいわよ……あたし…ヒロキのこと…大好きなのにぃ…』 次はうわぁぁんと声を上げて泣き始める。