キスから始まる魔法

 彼は私の手をとって、握りしめた。
 

 そして、私の顔を見てにこっと微笑む。


 「きゃーーーーーー生意気!!」
 

 「セナ様やめてーーーーーー」

 
 絶対ワザとだ……コイツ。
 
 
 振り払おうとしても振り払えない。
 

 されるがままに中庭に連れて来られた。


 「ちょっ……離して!!」

 
 そう言うと、意外にあっさり離してもらえた。