キスから始まる魔法

 そろ~~~っと隠れながら彼の方へ向かっても、やっぱり見つかるわけで……。


 「ちょっ……あんた何~~!? ブスのくせに」
 

 「セナ様に近寄るなんて……生意気ーーっ!!」


 と騒ぎ立てる。あわわ、最悪だ……。


 「何か用ですか?」
 

 「ははっ。僕と話したくないオーラだだ漏れだね」
 

 「……」
 

 「言わせておけばいいよ。それよりも、ちょっと中庭来てくれない?」
 

 「……別に、いいですけど」
 

 「じゃあ、行こうか」
 

 「へっ!?」