ドアを開けて部屋に侵入していく。


栗原さんと優貴は躊躇いなく、土足で廊下を歩いていった。


俺は二人の後を追う。



「何だ??お前ら」


ようやく、中にいた見張りの一人が俺たちに気づいた。



長身で体格のいい全身黒ずくめの男。



「ふっ」
優貴は持っていた特殊警防を一振りして伸ばし、男に振りかざした。


俺と栗原さんは中に突き進む。


すりガラスの格子ドアを開けるとそこはリビング。


藤村が純名にご飯を食べさせていた。