「でっかい家ー!」



りとは中を覗くと

またもや目を輝かせた。



「へへ、そんなことないよ」



どうぞ、

と扉を開け放つ。


「おじゃましまーす」





りとは手を離し

玄関へ入っていく。



さっきまで暖かかったぶん
なにもない手のひらが無性に淋しく思えた。



(あ、あたしいま

りとと手がはなれてがっかりしてる。)



あたしは

りとを好きになったのかな?



こころがほっこりした。