あの花を何度でも愛そう





もともとゆりは
体が弱く
外に出る機会も少なかった。




おかげで引っ込み思案で
いつも隅っこにひとりいた。



そして母親譲りの瞳の色がおかしいと
バカにされ、いじめを受けた。




そんなとき


「ばかじゃないの。
目のいろなんてなんだっていいじゃない。
みんこ、おとなになったら青いコンタクトするもんね!」


とみんこが助けに入った。