もともとゆりは 体が弱く 外に出る機会も少なかった。 おかげで引っ込み思案で いつも隅っこにひとりいた。 そして母親譲りの瞳の色がおかしいと バカにされ、いじめを受けた。 そんなとき 「ばかじゃないの。 目のいろなんてなんだっていいじゃない。 みんこ、おとなになったら青いコンタクトするもんね!」 とみんこが助けに入った。